Dynamis(デュナミス)と申します。お付き合い頂きありがとうございます。
其の壱からの続きで、先日行った第2回拠点戦の内容を手記してあります。同様に同掲示板内に第1回拠点戦についても手記してありますので、お時間のございますかたはそちらもどうぞご贔屓に。
ではでは、毎度波乱の予感がみなぎる我らの拠点戦。続きをどうぞ。
ー国内某日ー
戦場の門前で不安に苛まれるP。まだ数名のメンバーが集まっていないのだ。
P:「Hーー!!SRーーーッ!!( ;∀;)」
P:「少佐ーーーーッ!?( ;∀;)」
Pの叫び声がチャットにこだまする。
ただならぬ様子にベンチメンバーもざわつく中
H:「すいませんっ。ご飯作ってましたw」
SR:「シュタッ(`・ω・´)つ」
良かった。2人来てくれたぞ。後は少佐だけか。。いや、きっと少佐は来る!来てくれるはずだ!Bも来てくれると信じているっ。そして竿竹屋は!?売れたのか!?
不安な心を打ち消すようにPは叫んだ。
P:「よっしゃ円陣を組めーーいっ!(`・∀・´)」
一瞬理解に固まるメンバー。だがおもいおもい門前の狭いスペースに円形を作り始めた。そうなのだ。何事も楽しむ事が大事だ。
真っ赤なアフロジャイアンのPNは、その巨体のせいで円陣からはみ出ていた。
ふと、おもむろに円の中央に進みでるPN。こ…このカタチは…
これでは「かごめかごめ」だっ!
PN:「円の中心の人が掛け声かけるんでしょ?^_^」
…いや、そうじゃなかったような…いやでもそうだったのか!?
BB:「じゃぁ掛け声かけてください。」
PN:「☆△□×※☆△□!がんばるぞぉー!」
PNがなんと言ったかは思い出せないが何かを言った。
P:「おぉーーーッ!(`・∀・´)つ」
SR:「おーー!╰(*´︶`*)╯♡」
A:「いてこましたるわっコルアァーーッ!!」
かくして拍子抜けの「かごめかごめ」スタートとなった我ら。
後ろの正面に待つのは果たして天国か地獄か。
〜開戦〜
前回、5分前入場が可能だと理解していた我々は特に入場を促さずとも各自イン。
なかなかどうして、頼もしいではないか。
22:00まであと数分。またここに戻ってこれたか…。前回よりは少しはマシだと感じれる程度には準備も整えた。再度拝む事になった神聖物をマジマジと眺め心に若干のゆとりもある。
そう言えば入場前に遡るが、作戦なども考えていたな。
〜21:35〜
BB:「一応役割担当なども考えておきましょうか」
なんと。我らど素人集団もついに作戦などとカッコイイ事をするようになるとは。人生何があるかわからんもんだ。
BB:「主に、攻撃班、防衛班、バフと火箭担当を大まかに決めたらどうでしょう。」
P:「火箭担当しますっ!(*´∀`*)ノ ハイッ」
すぐさま名乗り出るP。
場に冷ややかな空気が漂う。
BB:「ノーコンだからダメ」
…反論の余地もありません。
プチさん前回やらかしてますやん。
誰かがそう言った。Kだったか。
…御意。
あーだこーだと言いつつ、特攻班にBBと少佐それと象使い。バフ及び火箭はKとPN。防衛はAとSRとP。
そしてPには指令役という大役が言い渡された。逃げ出したい。
プレッシャーに負け密かに逃走しようかと考えたP。だがここで逃げては女が廃る。
やってやろうではないか指令役。このPの底力とくと味わうが良いっ!
…そのような作戦までたて正にこれ以上ないくらい準備を整えてこの地に立っている。成長したなぁ( ̄(工) ̄)しみじみ
呑気に思いにふけっていたが、少佐はまだ来ない。時計は既に21:58をさしていた。
P:「少佐ぁーーー!!Rーーーッ!!( ;∀;)」
Pの魂の叫びが届いたのか
S:「遅くなりました。」
おおぉお!!
皆が一気に奮い立つ。これでおおよそ役者は揃った。
柵の隙間、見えないシールドが張られていた場所で飛び跳ねていたPNが、フッと外に躍り出た。シールドが解除されたのだ。
始まった!
特攻班が後に続きフィールドに勇ましく走っていった。良し。まずは象をだして、、、と。
そこで事態は急変した。
P:!?
象が召喚されるかされないかと言う間に、なんと目の前に敵の姿がある。
え!?( ̄(工) ̄)
白昼夢でも見ているのか。いや、夢ではないっ!後から後から続々と敵が来るっ!しかも「攻められているッ!!」というチャットを打つ間も無く倒れていた。
気づいた時には既に自軍は唯一のガチンコ相手に包囲されていた。その数当方の倍は余裕でありそうだ。しかも一人一人が都市伝説クラス。
BB:「こりゃあかん」
P:「まさかホンマに化け物集団とかち合うとはーーッ!( ;∀;)」
戦場で響くギルチャ。ベンチメンバーも狼狽えている。
KT:「相手4400の人いますね…」
馬鹿な…そんな化け物どこのサティアンから出てきたんだ。
資材をぶち込み固く固く強化した神聖物も、流れるテロップからロウのように溶けていくのがわかる。防衛班もバフ班あったもんじゃない。起きては死に、死んでは起きてのリスキル状態。しかも自軍でだ。
なんと言う事だ。この様なとんでもサティアンとやりあう羽目になったのも、全てこのPが投資をケチったせい。アヒルに騙された。
皆すまん…楽しむどころか…楽しむ間も無く、必ず死ぬと書いて必死だ。
開始10分も経過していないが既に結果は目に見えていた。ただただ溶け続ける神聖物。ただただゾンビとして時間を過ごしているメンバー…
いや、そうであってなるものかっ!
例え背水の陣であろうとも、持てる力の全てを出し切り、自分たちがこの戦場に生きた軌跡は残してやるっ!
チャットを打つ暇もない程瞬時にキルされる圧倒的な戦闘力の違いに、必然的にチャットも沈黙が続いた。そこでPは密かに行動に出る。自分が倒れるのならばせめて道具に頼ろう。
火箭だ。
自軍の柵からも出してもらえない程包囲されているが、走り抜ける自信はある。リトルサマナーの足を活かす時がきた。
リスキル状態でポーションも節約できてしまう中、Pは何度目かの地に伏した。そして復活の時を待ち、いざ復活ボタンを押し画面が明るくなったと同時に走り出した。赤ネームで埋め尽くされた周囲の隙間を抜い、そしてマップを頼りに火箭に向かい一目散に駆けた。自他共認めたど方向音痴のPだが、今や気分はカーナビゲーション。神よっ!我に祝福をっ!!
願いが通じたのか早々に火箭にたどり着いた。しかも敵はあろうことか単独で砲弾作業をしている。舐められたもんだとまたにわかに怒りがこみ上げる中、今がチャンスとばかりに意気揚々と火箭をぶっ放していたそいつに噛み付いてかかった。
P:コノヤロー!(`・∀・´)貴様だけでも地獄に送ってやるわぁあーー!!
敵も反撃してくるものの、どうやらこいつだけなら息の根を止める事が出来そうだ。
P:このっ!(`・∀・´)つ(黄色の短剣)こいつめッ!!こいつめーーッ!!そんだけ強けりゃもっと上位のエリア狙わんかコラーーッ!!ザケンナコノヤローーー!!
怒りのたけを、たまたま火箭を撃っていた恐らく中堅窓際ポジションのそいつにぶつけまくるP。怒りのパワーと勢いもあり、あと少しで火箭をもぎ取る事ができると思ったその時、相手の仲間がわらわらと集まってきた。すぐ様取り囲まれるP。そして受けるは集団リンチ。あと一歩だったのにっ
またしても死んで自軍へワープしてきたが、これはやる価値あると判断した。良し次こそはっ!
またしても包囲網をすり抜け、火箭に迷う事なく辿り着いたP。だが先ほどとは何やらサティアンの様子が違う。
火箭の周囲にも兵が配置されているっ!?
なんと言う手際の良い事か。これでは手も足も出ん。
そしてPの姿を見つけ喜び勇んで駆け寄ってくるサティアン集団。ヤバイッ!!
どうするか…テロップで確認できる神聖物のHPは風前の灯火だ。
何かを残すのなら…
そうだ今度は中央バフタワーだけでも!
踵を返しマップを横見しつつ中央バフタワーへ急ぐカーナビP。
何やら走り良い。どうやらほぼ無人のようだ。今ならっ!
そう思ったPの背後に近づく影あり。それは名前からゼリー状の物だとわかった。
ゼリーはどうやら単独行動を取るPに照準を合わせてきたらしい。来るなっ近寄るなっ。ゼリーよりプリン派だっ!
ゼリーは確実にストーカー張りに張り付いてくる。チキショウッ。今はお前の相手をしている場合ではないというのにっ!そして気づけば目の前に…
ゼリーのプルルン攻撃に瞬殺されるP。
『豆腐の角に頭ぶつけて云々という言葉はあれども、ゼリーの角にぶつけて即死は聞いた事ないよねーー』
遠のく意識の中、そんなくだらない小話を考えていた。
そして次目覚めた時には自軍の神聖物は跡形もなく消えていた。
惨敗であった。
前回、準備という準備もなく、知識という知識もなく、作戦という作戦など皆無であったにも関わらず善戦した我ら。それに酔いしれ、「拠点戦って結構チョロいんでね?」と侮っていたお調子者のP。
そう。今回の惨敗の原因は全て隊長たる自分の判断ミス。
入札を競り合うカタチになろうとも、レクサス買えるくらいの投資となろうとも、例え1ギルドでも敵さんの素性が分かっている方が良いのだと、心に刻みそして学んだ。
あまりに悔しかったため、次回はもう少し早めに予定出来たらと思う。ベンチメンバーもスタメンになれば今回より人数も増える。爆買いした象も砲台もたんまり残っている。投資した資源はまた貯めねばならないが。
今回はあまりに早く決着がつき過ぎたため、拠点戦の内容はあまり記述すべき事がないのが無念ですが、こんなデュナミスで一緒に挑んでくれるメンバーさんお待ちしております。
ご静聴ありがとうございました。