ギルドDynamis(デュナミス)です。こんにちは。其の壱からお越しの皆さまはお付き合いありがとうございます。其の弐からお越しの方は其の壱もご覧いただけたら幸いです。
当ギルドの拠点戦について記載しております。長文ですので苦手な方はそれなりの覚悟を決めてお読みください。この文面からギルドの雰囲気や、ギルドメンバーの人柄など読み取って頂けたらなによりです。ギルドをお探しの皆様のご参考になればと思います。
では、其の壱からの続きをどうぞ。
〜20:45〜
P:「今宵の戦までもう少しよねーーー!!(`・∀・´:)」
P:「歩兵隊でぶっ込んで成金目指そうzeー!!」
P「…てか誰か来てくれるのかな( ̄(工) ̄:)」
昼間の懺悔ログを消してしまおうと一人で喚くP。
だが、ギルチャは動かない。ログを消すも何も、そもそも誰も来ないかもしれないという四度目の悪夢の可能性が。
P:(まぁいいさ…。それでもPはやる( ̄(工) ̄)ボッチだってやってやるさっ!)
ひとまず自身の強化だけでも取り組む。クザカ武器にギリギリ間に合ったのもカイジのおかげか。
〜21:20〜
アリ:「|ω・)ソッ」
P:「!!( ̄(工) ̄)ハッ」
副隊長アリ。またの名を元妻のアリ参上。
有り難い。これで最悪ボッチは免れた。
P:「アリちゃん!戦じゃよ!!」
アリ:「えっ?今日?」
P:「そうじゃ!!歩兵でと金を目指すのだっ!」
詳細は得意のオブラートに包む姑息なP。
アリ:「んじゃお風呂あがっとくー」
いつも浴場スマラーのアリ。水没という誰も真似できないリスキーな状況でいつも顔を出してくる。と言うか真似したいとも思わない。
ぼぶ:「こんばんは」
P:(デターーー( ̄(工) ̄||)ーーーーッ!!)
Pの失態を真っ先に見破り 、そして見逃さないエスパーな人。それがこのぼぶだ。
冷静沈着。頭脳明晰。ギルドの公明と言えばハズレではないが、後ろめたい罪人には天敵だ。
P:(大丈夫だ…。恐らくログは流れているはずだし…。それに何よりっPは無罪判決を言い渡されたのだっ!!後ろめたい事などないっ!)
画面の奥から鋭い眼光を感じつつも、平静を装いながら挨拶を返す元罪人P。
P:「ぼぶさんこんばんは(*´∀`*:)ヘラヘラ」
P:(そして間髪入れずに作戦などチャットを流せっ!)
脳内ミニプチ作戦部隊が即座に警鐘を鳴らす。
(入場してしまえば自ずとわかってしまう象1大砲1の絶望。それならば作戦と共にフワッとサラッと流してしまえば。そうだ。ゴタゴタに紛れて懺悔してしまえばっ)
拠点戦の作戦よりも念入りに対エスパー対策を練っている間に、なんと着々とメンバーが集まってきてくれた。
少佐:「こんばんは」
アキ:「やれるだけ強化してきた!」
しゅな:「戦力になるかわかりませんがー…(^。^)」
ヒト:「こんばんはー!」
なんと…嬉しや…( ;∀;)
水陸両用スマラーとふたりぼっちかと思ってたのに。これで7人!充分だっ!
P:「作戦など言いますー(´・∀・`)」
P:「えーと。大砲も象も買い忘れたので、節約歩兵作戦です。火箭とバフを死守。守りはなし。状況見て守っていけそうなら守りますー。火箭はPがしますー」
実際にはもっとしどろもどろではあったが、なんとか作戦と共にササッと懺悔し、ぼぶのこめかみに筋が入った気配を察知し即入場!
P:「さぁっ!行くゾッ!!(*´∀`::)ノ 」(よっしゃーー!スルーーーッ!!)
〜21:55 入場〜
P:「開幕正体不明ギルドが襲ってくるはずだと思うから、とりあえず皆で歩兵!象はアリちゃん!火箭はP!」
アキ:「なにしたら良いんだか…」
P:「アキは皆について行ってー」
言い終わるが先か続々とバリケードを出て行くメンバー。
はっ…はじまった!!
まずは安定の方向音痴を発揮し、バリケードの出口がわからず自軍でマイマイするP。その横を悠々と通りすぎる静寂の人ガッチ。寡黙だがいつだって来てくれる。その姿を見てやる気がみなぎる。と同時に出口もわかったP。ありがたい。
フィールドに出ると敵の姿はない。
過去のDynamis悪夢の拠点戦ベスト4では間違いなくこの辺りで敵に遭遇していた。しかもワンパンで意識飛んでた。
それを思えば、もしかしたら正体不明ギルドは巨神兵では無いのかもしれないと早々に期待するP。
…いやでもっ。まだだっ!まだ油断してはいかん!
火箭担当の名乗りをあげたからには何が何でも火箭をもぎ取らねばっ!
方向音痴が足を引っ張るがそれでもどうにか火箭まで辿り着いた。しかもなんとそれを守っている少佐としゅなの姿がっ!
P:(おぉ…( ;∀;))
少なくとも過去に数々の作戦を立てたが、一度として作戦通りに進んだ事が無かった我ら。
なんと…作戦通りでは無いかっ!
死守してくれた火箭に即座に乗り込むP。
よっしゃぁーーー!狙いをさだめてーーーっ!!
…
……おやぁ( ̄(工) ̄)
狙いを定めようとマップを見ながら火箭を動かしていたP。だが、マップに表示されるべき敵陣のマークが無い。
…あれぇ( ̄(工) ̄:)?
ぐるぐると方向を変えても出てこない。
焦るP。
何故か周囲をうろつくぼぶ。
脳内ミニプチ作戦部隊がすぐさま指令を出した。
P:(とにかく撃ってるフリをしろっ!!)
横目にぼぶを捉えながらあらぬ方向に1発かます。
P:(いやだめだっ!暴発は逆に目立つっ!!)
もしかしたら一度歩いて範囲を捉えないとマップに映らないのではなかろうか。
隙をついて試しに火箭を離れるP。
あ!見えた!!
P:(やったっ!これで狙えるぞ!)
自軍のカラーは白。Pがマップに捉えた色は緑。
そそくさと火箭に乗り込み緑に狙いを合わせて撃ちまくる。
…だがもう一個のギルドがマップに出ていないのは気になる…
とりあえず戦況もよくわからないが、火箭を狙ってきてはいない様なので撃ち続けた。
そしてふと流れたテロップに驚愕した。
なんと正体不明ギルドの名前は、且つてDynamisに在籍してくれていたメンバーのお一人が立ち上げたギルドだったのだ。
P:(なんとなんと!!まさかの縁じゃわい!)
戦闘力は如何程なのかは判りかねたが、当初からのメンバーは気づいているようだった。
そして戦況が進むにつれ、どうやらその級友ギルドの方が戦力的には高いようであるとわかった。
ぼぶ:「赤から狙っていきましょう」
そう。級友ギルドのカラーは赤だったのだ。
だが、Pのマップにはまだ赤い敵陣マークは出ていない。一度火箭を離れねば…。
すぐさまチャットで叫ぶ。
P:「誰かプチさんの代わりに火箭してっ!赤を確認出来ないの!」
何と言ってもアナログギルド。伝達手段は黒電話よりも歴史の古い文通だ。開封してくれなければ伝わらない…。
P:(頼むっ誰かっ)
気づけばアリちゃんが火箭を降りていたPの代わりに勇ましく火箭を放っている。以心伝心。なんのなんのボイチャよりも早いテレパシーじゃい。
火箭を任し、ウロウロと歩くとすぐに赤いマークをマップに見つけた。
P:(やった!これで赤を狙えるぞっ!)
だが火箭に戻ってみると、飛び道具大好き元妻が夢中で撃ち放っていた。。
P:(…任せた( ̄(工) ̄))
火箭を後にしひとまず状況を見ようと赤の敵陣へ乗り込むP。途中で横木や岩石に行く手を阻まれつつなんとかバリケードに辿り着いた。
P:(敵数はそこまで多くない。戦力もどうやら拮抗しているぞ!)
早々に唯一の象は倒れている当ギルド。良いんだ。最初からわかっていたんだ。歩兵作戦なんだからな!!
そう意気込んで襲いくる敵に返す刀。クザカ武器が火を吹いた。
P:(おおぉ!!プチさんもやるでは無いかっ!なかなかのキル確率だぞ!?)
端々に捉えれるギルメンも皆なかなかのものだった。少佐は言わずもがな。まるで鬼神の如き戦いっぷり。ぼぶは360度透視でもしているのかと訝るほど隙がない。「戦力になるか…」と危惧していたしゅなもしっかりキルしていたし、戦闘力は低くとも既に経験値はマスターなヒト君は動きに無駄がなかった。そして寡黙なガッチは黙々と成金になりつつあった。
そしてふと気がつけば、しばらくぶりのまる男もいるでは無いか!
…嬉しや( ;∀;)。なんと有り難い人達だ…。
皆の好意に報いる為にも何が何でも勝つっ!勝てるはずだっ!再度意気込んだP。
だが気づけば地に伏していた。
自軍に戻り思わず「勝てるんじゃない!?」とギルチャを打ち、ふと思いついた。
大砲だ。
まだ大砲が1個。あるではないか!!
すぐさま大砲を出すP。そして最悪の状況に気づく。
P:(と…届かない…。)
そうなのだ。マップの配置と自軍の位置的に大砲を動かさねば一太刀も浴びせる事が出来ないのだ。
P:(くっ…仕方ない…。この大砲。亀よりもノロマなんだけどもな…。運ぶしかないっ)
意を決し、ゴロゴロゴロゴロと操作しにくい寸胴亀をえっちらおっちら照準出来る位置まで運ぶP。
道中木や岩に引っかかり、その横を何をしているんだと(誰とは言いません)冷ややかな視線を感じながらもなんとか狙えるとこまで運ぶことに成功。
P:(やったーー(*´∀`*)ノ !これで赤を攻撃すっぞーーー!!)と喜んだのもつかの間。
なんと赤軍の一人があっという間に大砲を壊してくれた。
P:(何すんじゃーーーーっ!!( ;∀;)大砲はこれ一個しかないんだぞぉーーー!!)
そんなこちらの事情を知るはずもないでしょうが、Pの気持ちとしては砂場でやっと掘ったトンネルをひと踏みで壊された気分なのです。
そんなこんなでいよいよ武器たる武器が無くなった我ら。でも推してはいる。と言うか緑どうなったの!?( ̄(工) ̄:)と言うくらい緑軍情報は皆無。だが少なくとも自軍は今のところ攻められてはいない。いよいよ勝利の旗が手に届く位置に見えてきた。
大砲を失ったPは火箭に走る。
誰かが撃っている。アリちゃんか?
違う。
ラムだ。
感動した。ラムはほぼ休暇中なのかと思っていたし、静寂を愛する方々なのだと思っていたから。
感激のあまりしばし眺めてしまった。
任せた。任せます。ギルドの為にありがとう。
心で感謝し、また赤軍へ走る。
ぼぶ:「火箭誰か撃ってる?」
エスパーぼぶが叫ぶ。
P:「ラムがやってくれてる!」
なかなかどうして赤軍の神聖物は硬く、コツコツ削る作業が続いた。だが確実に優勢だ。
戦況も中盤になり、緑の神聖物が破壊されたとテロップが出た。恐らく赤軍が攻めていたのだろう。そしてその後からいよいよ自軍の神聖物が削られ出した。
緑を攻めていたメンバーが戻って来たのだろう。一気に攻め入ってきたっ!
P:「攻められてるっ!P守るっ!」
ギルチャでそう叫び守りに回ったP。その状況にアキ、しゅな、ガッチも守りに参戦してくれた。
だが守りながらも着々と削られていく…。おかしい…。こんなに早く削れるものなのか!?
P:「ヤバくない!?火箭撃ってる??」
ぼぶ:「プチさん火箭してるんじゃないの?」
なんと言う事か。どうやらいつのまにか火箭が敵に乗っ取られていたのだ。
P:「プチさん火箭撃つっ!!」
火箭を陣取っていた哀れな赤軍に怒りの鉄槌をくらわせ、火箭を再び撃ちまくるP。
あとどれくらいなのか…もう流石に倒していても良いのではないか…
流れるテロップには自軍の神聖物の情報しか出ない。あと84%…あと…
…もしこのまま形勢逆転なんて事になったらっ…
…悔やんでも悔やみきれないっ(>人<;)!!
悶々としながらただひたすら火箭を撃ち続けるP。
…あぁ…神さま…どうか、どうかこのまま
そして運命の瞬間は予期せず訪れた。
シュパーーーーーーーーッン!!
開始から約1時間半。Dynamisが勝利したという、あのどやテロップが煌々と流れたのであった。
令和元年8月某日。古参でありながら未だに上位圏外のギルドDynamisが、遂に…戦い抜いて勝つ。無謀とも言えるこの目標を達成する事が出来たのであった。
勝利した事。それにも増して皆で力を合わせて戦い抜いた事。戦力の大小に関わらず、助けとなる事を自ずとしてくれた事。不利な状況にもかかわらずそれを責めることもなく、協力を惜しまなかった事。それが一番の報酬。少なくともこのプチットにはそう感じました。
リアルだろうがゲームだろうが、人と人との繋がりがこんなに嬉しいことはない。
人の世界もまだまだ捨てたもんじゃぁないですね。
配信から半年。今までどうにかこうにか続けてきましたが、去る者消える者数多く見てまいりました。
皆さんはどうですか?
ギルメンが、もしくはギルドそのものが、はたまた自分自身が消え入りそうになってはいませんか?
もちろん永遠なんてありません。MMOの世界など半年続けば良い方ではないでしょうか。でもそんな僅かな時間ではありますが、少なからず何かをしてきたからこそ、今この掲示板を観てくれているのではないでしょうか。
何をお探しですか?何を求めていますか?Pには解りかねますが、少なくともまだ幕を降ろすには早いはずです。
ゆっくりと気ままに、リアルな自分とは違うバーチャルな自分をもっと楽しんでみませんか。
個性的だけども人柄は自慢できるメンバー揃っています。
ご興味がある方はお気軽にプチットまで密談くださいね。