【猫の穴】みっつ、三日月ハ...じゃなくて何だっけ? 2020-06-11 22:11 美吉屋

すみません!ギルド募集なのにまさかの3部作ですみません!

暇を持て余しすぎて、長くても読みたいという高尚な方はまずこちらから↓

 

一部

https://forum.jp.blackdesertm.com/Board/Detail?boardNo=32&contentNo=12763&pageNo=1

二部

https://forum.jp.blackdesertm.com/Board/Detail?boardNo=32&contentNo=12764&pageNo=1

 

 

ある日の夜更け、照美庵の町に桃太郎の姿がありました。

桃太郎は猿、犬、キジをお供に連れて闇の中にいましいた。

しばらくすると、遠くでかすかな灯りがともり、その灯りはまるで合図をするかのように不規則に動きました。

桃太郎はその動きを確認すると、細心の注意を払ってその灯りに近付いて行きました。

そこには灯りを手にした一人の男が立っていました。

桃太郎一行はその男に連れられ、船の修理などに使う機材入れに身を隠すと、そのまま船へと積み込まれました。

 

その船は唯一、あの島と行き来している船でした。

船員は島外の人もいましたが、島に上陸できるのは島の住人だけでした。主に装飾品や生活必需品の運搬に使われていましたが、照美庵の一部の人だけしか入港の予定は知りませんでした。そして船は決まって人目を避けるように夜中に動くのでした。

 

そしてさらに夜が深くなった頃に船は島に着きました。






きざいどうぐ のなかからでてきた ももたろうたちをみた しまのひとは たいへんおどろきました。

たすけをよぼうとしましたが そのまえに ももたろうの かたなが のどもとをきりさきました。

キジはやみにまぎれて おともなくとびたち みはりのいる

やぐらにつくと あかりをおとして あたりをくらやみにしました。

そして つぎつぎに のどもとを くいちぎられた ひとたちが ころがるのでした。

いへんにきづいたひとたちが あかりをともして ちかづいてこようとしますが どこからか みずをかけられ すぐにやみにもどるのでした。

しまのひとたちは ようやく あかりのともっている こやをみつけ そこにあつまりました。

そこは おうごんにかがやくものが たくさんほかんされていました。

しまのひとが かずをかくにんしおわったそのとき ごうおんとともに こやがほのおにつつまれした。 

 

たたかいは あけがたまでつづきました。

さるたちは てがもげ あしがおれても きにするそぶりなく りっぱにたたかいつづけました。






次の日の夜、島から1艘の船が出てきました。その船に乗っていたのは桃太郎と、灯りをともして合図を送っていた男だけでした。





桃太郎はたくさんの財宝を持って村に帰ってきました。

おじいさんやおばあさん、村の人たちは桃太郎の無事を確認すると泣いて喜びました。

桃太郎は集まった村の人たちに、まるで高熱で溶かされたようにぐにゃりと曲がった金塊の一部を渡してこう言いました。

「盗られた宝を取り返してきただよ」

言葉の意味が理解できずに黙る人びとの中、ようやく1人の男が口を開きました。

「わ、わしら何も盗られとらんのじゃが、これは…」

男はふと桃太郎と目が合って思わず言葉を詰まらせました。

いつもは細い眼をさらに細くして笑っている桃太郎でしたが、この時は一切笑っていませんでした。

思い返すと、男は桃太郎の瞳を初めて見た気がしました。その目には、まるで何も映っていないかのようで、瞳にはただ深淵が広がっているだけでした。



もゝたろふが、おにがしまにゆきしは、たからをとりにゆくといへり。けしからぬことならずや。たからは、おにのだいじにして、しまいおきしものにて、たからのぬしはおになり。ぬしあるたからを、わけもなく、とりにゆくとは、もゝたろふは、ぬすびとゝもいふべき、わるものなり。

by福沢諭吉



 

 

 

 

照美庵の本イベント楽しみですねー。嬉々として海賊を狩りましょうねー

(ФωФ^) ( *⌒)

コメント 4
ヴヱッセン 2020-06-11 23:30
一言でいって最高 笑
超大作有難うございました。
(また読みたい!)
美吉屋 2020-06-13 01:40
ありがとうございます!
一番の狂気である無駄な詳細設定を感じていただけたでしょうか?
スミマセン、次回はちゃんと募集しますw
なゆた00 2020-06-14 00:09
美吉屋さんの文しょうがいちバンのきびだんごだとおもいますます
美吉屋 2020-06-15 00:28
文章中に肉眼では見えないサブリミナル効果的な何かを使っている事に気付くとはさすがですね!
これで疲れ知らずでバリバリブラックに働けますね。